「セックスフレンド」の感想
サークルさんの過去作を知っている方ならばご存じのことと思いますが、牧野駅さんは基本的に読んでいて、後を引くような作品はなく、NTRモノであるハズの本作においても同様となります。
ので、NTRモノの特有の昏いドロドロしたいような感情や展開は基本的にないので、その手の感情移入をして楽しみたいという方には不向きな作品となります。が、逆にNTRモノがさして好みでないけど、純愛モノばっかはなぁ…、という欲張りなユーザーさんには刺さっている作品となるので、おすすめです。
簡単にシチュ(キャラ)を説明すると、
ミカ(金髪)→主人公からみると、ほぼゆきずりでセフレになった彼氏持ちの娘。色々フォローが上手すぎ。
綾乃(黒髪)→主人公の「親友の彼女」で、主人公が好意を抱いていた相手。性に関しては色々と淡泊だったみたい。
で、ミカが主人公に彼氏持ちだったのを黙って関係をもち、主人公がミカを好きになったけど、彼氏がいるので恋人は無理。でも、その埋め合わせはしてやんよみたいなテンションで、彼女のフリをしてくれたり、主人公が好意を持っていた綾乃を抱くことをなんやかんやで手伝ってくれたりして結果、2人の恋人にはなれないけど、2人とも抱くことはできました。
上記のように、NTR好きにとっては雑! と言わざるをえない超展開の作品となりますが、他のレビュアーさんも挙げているように、ミカがよい女過ぎ、かつ徹底して「エッチは明るく、楽しく」を守っているので、状況的にはNTR、かつ疑似スワッピングなのですが、シチュのジャンルとしては、ハーレムもののそれに近いものがあります。なので、NTRとハーレムものの中間でかつ、あまり誰も傷つかない程度のコメディタッチで描かれている本作は、「NTR特有の昏い感情がなく、後読感のよいという稀有なNTR」に仕上がっていると感じました。
最後に、これも他のレビュアーさんが挙げている内容ではありますが、ミカが本当に良いキャラをしているので、主人公とミカのセフレのような悪友のようなこの微妙な関係が本当によい味を出しているので、おすすめの1冊となります。執筆段階で3巻まで発売されていますが、基本的にはいつもの牧野駅さんのコメディ色の強い作品群といった具合で纏められていましたので、1巻を読んで気に入った方は次作以降もおすすめです。
後書きにあるように、作者様も色々考えられた結果、スワッピングというには非常に口当たりの良い作品となっています。
もちろん、好きだった女の子が友人の彼女であるという事実、や再度パートナーを途中で入れ替えて、というシーンもあるのですが全体にはハーレム色濃厚な展開です。
友人は性的弱者でちょっと可哀相な役回りではありますが、その分、人を選ばずオススメできる作品になっていると思います。
(個人的には自分の彼女が別の男と…という焦燥感ある方が好きですけど)
あくまでノーマルなプレイ中心、あってもフェラ・シックスナイン程度ですが、
この後の展開も予定されているとのことですのでそちらに期待したいですし楽しみです。
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「セックスフレンド」のあらすじ | ストーリー
ひょんな事からセフレができて、さらに偶然会った旧友とスワッピングする事に…
穴あきコンドームで彼氏の前で生ハメ中出し、主人公の巨根で堕とす流れになります。