「十年後の八月 君と。」の感想
執拗かつ丹念な愛撫で彼女の身も心も籠絡させていく描写が売りの本作ですが、重要な点として作中でも言うようにそれらは全て「女の子が主役」です。
そこにあるのは間男の、10年来の約束を反故にされたことに対する憤怒…ではなく、
あの娘のことが今だに好きで好きたまらない、絶対諦めたくないという愚直なまでの恋心、この娘に全てを忘れて気持ち良くなってほしいという唯只管に深い愛情と思いやり(とスケベ心)です。まさしく純愛。
彼氏はモテそうなチャラ男、間男は一途な田舎っぺというやや外した構図もそれを物語ってるといえます。
そしてそれらは軽快なギャグ調で描かれ、悲壮感やドロドロとした雰囲気はほとんどなく、エロマンガとしてだけでなくラブコメの側面もあります。
NTRモノには珍しく、最後のオチに至るまで笑って読むことができました。
よって陰惨なNTRが苦手という人にオススメの一本です。
ここからはより個人的な感想ですが、自分は常々「間男が遊びじゃなく本気で愛情を以て情熱的に女性を寝取るNTRほしい…」と思っていたので本作はドンピシャでした。
スルメニウムありがとう…谷口大介先生ありがとう…名前覚えたからなぁ!!?(賞賛)
幼馴染は主人公のちんこでしかイけなくなってしまう。彼氏と寝ても満たされない。
なぜか?
主人公「それはね 沙耶(幼馴染)の子宮が降りてるからだよ」
この一言に尽きると思います。口では嫌がっていても体は正直!
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都会から主人公のいる田舎へ帰ってきた幼馴染にはラブラブの彼氏がいますが、10年ひたすらに幼馴染を想い続け、結婚資金まで貯めていたという主人公の一途さに折れ、幼馴染は1回だけ寝ることを許します。
さっさと済ませようとする幼馴染ですが、彼氏なら1時間足らずでフィニッシュのところ、主人公は前戯に3時間(!?)もかけ、幼馴染へ溢れんばかりの愛情を注ぎます。幼馴染も口では嫌がりながらも心と体は満たされていきます。
でかいチンコで女を屈服させるような陳腐な展開ではなく、10年間想い続けてきた幼馴染を心ごと寝取り返す過程をバカ丁寧に描いた作品だからこそ、主人公が幼馴染を手に入れたとき私もカタルシスに浸れました。
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「十年後の八月 君と。」のあらすじ | ストーリー
「大きくなったら結婚しようね」
10年前の8月、ドラマみたいな約束をした婚約者がいる。
彼女の名は沙耶。同じ田舎町で育った幼馴染。
10年前に引っ越してしまった女の子。
そんな愛しい人が10年ぶりに帰省する。
戻ってきた沙耶は見違えるほど美人になっていて
なぜかイケメン高身長の彼氏を連れていた…
問い詰めると彼女は
「覚えてるけど、ちっちゃい時の約束でしょ?」
「お花屋さんになりたい女の子が、実際お花屋さんになるわけ?」
などと開き直る始末…
なんにもすることのないこの田舎町で
毎日一緒に’きもちいいこと’をした沙耶を…
結婚の約束をした沙耶を…
10年間ずっと思い続けてきた沙耶を…
諦められるはずもなく…
だから俺は寝取ることにした!