エロ漫画

「ぼくだけがセックスできない家」の感想 あらすじ 試し読み

「ぼくだけがセックスできない家」の感想

NTRは苦手だったが好きな作者で女の子キャラが可愛くて購入。
もっとキツいNTRもあるんだろうけど、個人的にはこれでも胃が苦しくなる感じ。
でも絵が綺麗なのと女の子の魅力でしっかり抜けて、お陰で新しい性癖の扉を少し開かれてしまった気がしてなかなか満足感ある作品だった。
続きも読みたい。

この作品はNTRかと言われれば違うし、イチャラブかと言われても違う。
この作品で主人公は彼の兄と弟にコンプレックスを感じているように見える。
頭脳明晰な兄と体格に恵まれスポーツの得意な弟。彼らは主人公に無いものを全て持っていて、主人公が気になっているであろう同じクラスの女の子とも瞬く間に関係を結んでしまう。
こんな事は現実でも日常茶飯事なのでは?
自分が信頼関係を得るためにさまざまな苦労をしてようやくお話が出来るようになった女の子は、大学の新歓コンパで会ったばかりの先輩とホテルに行っちゃいましたみたいなやつ。
でもそれってそこまで悪い事ではなくて、まぁちょっと軽率だったかもしんないけど今度デートして無理目な人だったら会うの控えれば良いよねとか、それくらいで解決してしまうものだったりする。逆に自分から、あそこの先輩すぐ手出してくるから気をつけなよとか話のタネにしてしまったり。
そうやってみんな出会い頭の事故のようにどこかでSEXを経験するもんなのだろうけど、この作品の主人公にはそれが無い。
おそらく劇中のように、主人公が仲良くなった女の子と彼の兄弟とが関係を持つ事は一度や二度では無いのだろう。
おそらく彼の兄弟は意図的にそれを行う事で、SEXに若干の味付けをして楽しんでいる。
でもそれだけで女の子達が不幸のどん底に陥る事は無い。
気持ちよかったねとか、ひと夏の経験だったねとか言っちゃうかもしれない。
でもそんな気軽さで消費されるSEXに主人公が出会う事は無い。
何故か。
わからん。
それが分かったら俺だってSEXできてる。
でもそんな、よく分からんけど俺以外みんなSEXしてるわっていう謎の寂しさ、侘しさをこれ以上無いほどくすぐって、オナニーのネタに仕上げてる今作は、今年度における最高のエロ漫画の一つであると言える。断言する。
タイプの違う2人のヒロインは表情の描き方も繊細で、裸体の綺麗さも素晴らしい。
何よりめっちゃ気持ちよさそうなのが良い。
紅村かる先生の単行本もオススメです(特に「おんなのこのがっこうせっくす」のレックガールフレンズエッチ

思ったよりレビュー欄が低評価ぎみだったのでいてもたってもいられずレビューしました(俺の頭の中では買ったやつ全員☆5満点大絶賛だと思ってたからな。
これからもこういった素晴らしい作品を作り続けて下さい三崎さん。応援しています。

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ぼくだけがセックスできない家

「ぼくだけがセックスできない家」のあらすじ | ストーリー

「やーっと終わったー」「もうのーみそ壊れそう」「あはは」

グループ課題のためぼくの家を訪れた、
ちょっとギャルっぽいけど、明るくてノリのいい藍沢さんと、
真面目だけど優しい、いかにも優等生な本田さん。

課題を終えた僕たちはゲームで遊ぶことにして、
ノリのいい藍沢さんや、意外にゲーム好きだった本田さんと楽しく過ごしていた。

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ガチャン
『たでーまー』『んー?お客さん?』僕よりも長身で、サバサバした弟の壮真と、
『ただいま』『今日はにぎやかだね』優しくて学校では生徒会長をしている兄の樹の帰宅。

兄弟の2人は僕よりも女性慣れしてて、帰って早々に
藍沢さんは壮真と、本田さんは樹兄と仲良くしている。

『だー芽衣てめー邪魔すんな!』
「呼び捨てにするなよ!そっちこそ向こう行け!」
「そうそうすごいです!私よりもう上手じゃないですか?」
『まさか!本田さんが教えてくれたお陰だよ』

…さっきまで3人で楽しく遊んでいたゲームで、僕を除く4人は楽しく遊んでいる。
僕は4人が遊ぶソファーの前に座って、ゲーム画面を見つめながら、
後ろの4人の会話に耳をそばだてていた。

「ちょ…なっ何すんの!?」『ん?仕返し』
『もしかして感じちゃった?』「はぁ!?全然!?」『ふーん…』

かさ…かさ…スス…
はぁ…はぁ…んっ…はぁ…

『気になる?』『心配しないで、本当にイヤならしないよ』
「え…?」『ん?違った?』『…あぁそっか、じゃあ』
『うらやましいのかな?』「っ!」「そ、そんなこと…」
すす…すす…
「あの…会長…」「あ…っ」

もぞ…もぞ…んんっ…
あっ…スス…もぞ…んっ…

僕は後ろを向くことができない。

///////////////////////

藍沢さんは壮真の部屋に、
本田さんは樹兄の部屋に引き上げていった。

誰もいなくなったリビングで、ゲームの音だけが鳴っている。
僕はリビングを出て、2階の兄弟の部屋に挟まれた自室に向かう…。